英語帝国主義に支配されたブログです。英語(や他の言語)を習得したい方、発音を良くしたい方などにお勧めですが何か?
プロフィール
HN:
NERD
性別:
男性
自己紹介:
大学でこの辺の分野を専門にしてました(だせわ大学きょーいく学部えい語えい文学科卒業)。一応イギリス英語とアメリカ英語の2種類ができます。特に発音関係が得意です。英語での執筆経験もあります。
I studied Second Language Acquisition (SLA), which is a subfield of linguistics that deals with studies of one's non-native language(s).
I studied Second Language Acquisition (SLA), which is a subfield of linguistics that deals with studies of one's non-native language(s).
最新記事
(03/03)
(02/14)
(02/10)
(02/08)
(02/06)
最新TB
アクセス解析
突然ですが、次の文をゆっくりはっきり発音してみて下さい:
When I tried to perform a cheering song for them, the violin had gone out of tune.
語末のm, n, ngは上手く発音できましたか?実は日本語を母語とする英語学習者にはこのような鼻から抜く子音(鼻音)が語末に来ているときに上手く発音できていない人が大勢います。日本語にもこの3つの子音は一応ありますが、これらの音が語頭や語中に来ることはあっても、語末に来ることはないと言って差し支えありません。また、英語のこうした子音は日本語の「ン」の音と混同されたり、母音が付け足されたりしがちです。
英語の語末に来る鼻音の発音の仕方を説明します。先ず、mですが、「まん丸」や「満杯」の「ン」の音と同じと考えて発音します。必ず唇を閉じて下さい。次に、nの発音は「案内」や「反対」の「ン」とほぼ同じだと思って下さい。t, dと同じように必ず舌が歯茎に触れるようにします。最後にngの音ですが、これはk, gと同じ場所で発音される音で、「三回」や「担架」の「ン」とほぼ同じです。
ちなみに、「牛タン」や「化身」など、語末に来る「ン」は英語にはない音で、のどちんこの辺りで発音されます。日本語母語話者がwhenやthenなどの単語を発音するとき、こののどちんこから出す「ン」とよく混同します。
When I tried to perform a cheering song for them, the violin had gone out of tune.
語末のm, n, ngは上手く発音できましたか?実は日本語を母語とする英語学習者にはこのような鼻から抜く子音(鼻音)が語末に来ているときに上手く発音できていない人が大勢います。日本語にもこの3つの子音は一応ありますが、これらの音が語頭や語中に来ることはあっても、語末に来ることはないと言って差し支えありません。また、英語のこうした子音は日本語の「ン」の音と混同されたり、母音が付け足されたりしがちです。
英語の語末に来る鼻音の発音の仕方を説明します。先ず、mですが、「まん丸」や「満杯」の「ン」の音と同じと考えて発音します。必ず唇を閉じて下さい。次に、nの発音は「案内」や「反対」の「ン」とほぼ同じだと思って下さい。t, dと同じように必ず舌が歯茎に触れるようにします。最後にngの音ですが、これはk, gと同じ場所で発音される音で、「三回」や「担架」の「ン」とほぼ同じです。
ちなみに、「牛タン」や「化身」など、語末に来る「ン」は英語にはない音で、のどちんこの辺りで発音されます。日本語母語話者がwhenやthenなどの単語を発音するとき、こののどちんこから出す「ン」とよく混同します。
PR
zooという単語を発音してみて下さい。日本語母語話者によくありがちなのが、語頭或いは文頭のzの音を無意識のうちにdzと発音してしまうことです。というのも日本語の場合、文や単語がzという音で始まるときに、発音しやすくするために口の中で一旦息をせき止めてから放出します。その結果、頭の中ではzという音を出しているつもりでも実際にはdzという音として発音されます。例えば、「ゾウと子ゾウ」を発音してみて下さい。注意深く観察すると、最初の「ゾウ」と「子ゾウ」とでは「ゾ」の発音が違っていて、最初のはdzと発音され後のはzと発音されているのが分かるはずです。通常このような作業は無意識のうちに行われるので、言語の音に注意が向いている一部の人を除き、母語話者が自分で気付くことは滅多にありません。そしてこの発音の仕方が無意識のうちに英語を話しているときにも発現するという訳です。
それで、英語のzが実際にどう発音されるかというと、要するにこれはsが濁った音です。sが最初に来るとき(soonなど)と同じように、語頭でも舌が歯茎に触れないようにしてzを発音します。舌が歯茎に触れるとdzになってしまうので、触れないように発音しましょう。
それで、英語のzが実際にどう発音されるかというと、要するにこれはsが濁った音です。sが最初に来るとき(soonなど)と同じように、語頭でも舌が歯茎に触れないようにしてzを発音します。舌が歯茎に触れるとdzになってしまうので、触れないように発音しましょう。
日本語母語話者が発音を勘違いしやすい単語として、onionとLondonが挙げられます。どちらの語も最初の母音はcutのuと同じ音なんですが、日本語では「オニオン」、「ロンドン」なのでそれに引っ張られてaunion、Laundonと発音してしまう人が多いです。cutのuのように発音されるoをもつ単語は割と多く、下の例のようによく使われるものが多いです:
mother, stomach, oven, Monday, love, nothing, some, son, from(米), front, colour/color, one, once, month, come, other, another, monk, hover(米), thorough(英), coverなど
mother, stomach, oven, Monday, love, nothing, some, son, from(米), front, colour/color, one, once, month, come, other, another, monk, hover(米), thorough(英), coverなど
このブログでは慣れていない人の多い発音記号をできるだけ使わないようにしていますが、一応発音記号も載せておきます。ここに挙げたものはアメリカのGeneral American (GA)とイギリスのReceived Pronunciation (RP)のものです(慌てて作ったのと、方言差や個人差もあるので母音に関しては違うのもあるかもしれません)。ちなみに、発音記号の表記は1種類ではなく幾つか様式があります。//で括ってあるものが発音記号で、その音を含む単語の例をその右に挙げてあります。
母音
/iː/ heat, seat, see, she, etc.
/ɪ/ it, sit, hit, with, did, etc.
/ɛ/ end, wet, pet, kettle, melon, etc.
/æ/ at, sad, mad, cat, hand, etc.
/a/(英)at, sad, mad, cat, hand, etc.
/ɑ/(米)pot, iPod, God, hot, etc.
/ɒ/(英)pot, iPod, God, hot, etc.
/ɑː/ heart, part, guitar,(米)water, etc.
/ʌ/ cut, mud, judge, etc.
/ɔː/ core, horn, four,(英)water, poor, your, etc.
/ʊ/ put, bull, wool, hood, butcher, etc.
/uː/ cool, food, music, new, etc.
/ə/ Japan, about, serious,(英)father, mother, singer, etc.
/ɚ/(米)father, mother, singer, etc.
/ɚː/(米)heard, bird, fur, etc.
/ɜ:/(英)heard, bird, fur, etc.
/aɪ/ eye, I, tie, my, etc.
/eɪ/ eight, take, mate, great, etc.
/aʊ/ cow, now, how, etc.
/ɔʊ/(米)so, go, cold, toe, etc.
/əʊ/(英)so, go, cold, toe, etc.
/ɔɪ/ oil, soil, toy, boil, etc.
/ɪə/ experience, serious,(英)hear, here, year, near, etc.
/ɪɚ/(米)hear, here, year, near, etc.
/ɛə/(英)air, care, where, hair, etc.
/ɛɚ/(米)air, care, where, hair, etc.
/ʊə/(英)pure, cure, etc.
/ʊɚ/(米)poor, your, pure, cure, etc.
子音
/p/ put, stop, etc.
/b/ but, bit, snob, etc.
/t/ tea, foot, strong, etc.
/d/ dead, day, etc.
/k/ cake, weak, cold, character, etc.
/ɡ/ go, big, etc.
/f/ feel, wife, etc.
/v/ vote, stove, etc.
/θ/ fifth, thorn, think, cloth, etc.
/ð/ with, that, this, clothe, etc.
/s/ sink, strong, ask, pass, etc.
/z/ buzz, zoo, etc.
/ʃ/ shine, ash, etc.
/ʒ/ vision, etc.
/h/ hit, behind, etc.
/tʃ/ chat, watch, etc.
/dʒ/ joke, judge, etc.
/m/ make, him, etc.
/n/ need, on, and, etc.
/ŋ/ thing, think, strong, singer, finger, etc.
/l/ little, light, feel, etc.
/ɹ/ right, street, etc.
/j/ young, you, yield, year, yes, etc.
/w/ wild, with, water, etc.
*(米)の/ɚ/と/ɚː/は一説によれば/ɹ̩/と/ɹ̩ː/
母音
/iː/ heat, seat, see, she, etc.
/ɪ/ it, sit, hit, with, did, etc.
/ɛ/ end, wet, pet, kettle, melon, etc.
/æ/ at, sad, mad, cat, hand, etc.
/a/(英)at, sad, mad, cat, hand, etc.
/ɑ/(米)pot, iPod, God, hot, etc.
/ɒ/(英)pot, iPod, God, hot, etc.
/ɑː/ heart, part, guitar,(米)water, etc.
/ʌ/ cut, mud, judge, etc.
/ɔː/ core, horn, four,(英)water, poor, your, etc.
/ʊ/ put, bull, wool, hood, butcher, etc.
/uː/ cool, food, music, new, etc.
/ə/ Japan, about, serious,(英)father, mother, singer, etc.
/ɚ/(米)father, mother, singer, etc.
/ɚː/(米)heard, bird, fur, etc.
/ɜ:/(英)heard, bird, fur, etc.
/aɪ/ eye, I, tie, my, etc.
/eɪ/ eight, take, mate, great, etc.
/aʊ/ cow, now, how, etc.
/ɔʊ/(米)so, go, cold, toe, etc.
/əʊ/(英)so, go, cold, toe, etc.
/ɔɪ/ oil, soil, toy, boil, etc.
/ɪə/ experience, serious,(英)hear, here, year, near, etc.
/ɪɚ/(米)hear, here, year, near, etc.
/ɛə/(英)air, care, where, hair, etc.
/ɛɚ/(米)air, care, where, hair, etc.
/ʊə/(英)pure, cure, etc.
/ʊɚ/(米)poor, your, pure, cure, etc.
子音
/p/ put, stop, etc.
/b/ but, bit, snob, etc.
/t/ tea, foot, strong, etc.
/d/ dead, day, etc.
/k/ cake, weak, cold, character, etc.
/ɡ/ go, big, etc.
/f/ feel, wife, etc.
/v/ vote, stove, etc.
/θ/ fifth, thorn, think, cloth, etc.
/ð/ with, that, this, clothe, etc.
/s/ sink, strong, ask, pass, etc.
/z/ buzz, zoo, etc.
/ʃ/ shine, ash, etc.
/ʒ/ vision, etc.
/h/ hit, behind, etc.
/tʃ/ chat, watch, etc.
/dʒ/ joke, judge, etc.
/m/ make, him, etc.
/n/ need, on, and, etc.
/ŋ/ thing, think, strong, singer, finger, etc.
/l/ little, light, feel, etc.
/ɹ/ right, street, etc.
/j/ young, you, yield, year, yes, etc.
/w/ wild, with, water, etc.
*(米)の/ɚ/と/ɚː/は一説によれば/ɹ̩/と/ɹ̩ː/
今回は「音節」の記事で書いた話について補足したいと思います。日本語の音節と英語の音節は収容できる音の数や種類が異なっているんですが、日本語母語話者が英語を発音したときに、この違いによってあることがよく引き起こされます。この前触れたように、英語では1つの音節の中で複数の子音が連続しても構わないというルールになっています。しかし日本語ではこのような音の並び方は有り得ません。そこで日本語話者の脳が英語のこうした音節をどう処理するかというと、子音の連結をバラして母音のないところに母音を付け足し、音節自体の数を増やすことで子音の数を保ったまま日本語の音節に合う形に変換しようとします。例えば一音節語のstreetがsutoreeto(4音節)になってしまうのはこのためです。
この前のおさらいも兼ねて書きますが、基本的に英語の単語の音節は発音される母音の数と同じだけあります(但し、発音される母音の隣以外の場所にl, m, n, rがある時はそこにも音節があります;例えばtable, digital, rhythm, didn'tなど)。また、1つの音節の音をバラさずに1つの塊として発音します。日本語では1つの仮名がほぼ1つの音節と対応しているので(正確には「拍」ですが)、それが当たり前になっていて音節というものを意識することがあまりないと思いますが、英語の場合は母音と子音が分かれた文字を使っていて文字と音節が対応しておらず、日本語の仮名と同じ感覚で文字を読むと上に書いたようなことが起こるのを促す要因となってしまいます(文字で綴られた教材から入った場合は特に)。こうした日本語と英語の違いを頭に入れておくと発音が習得しやすくなると思います。
この前のおさらいも兼ねて書きますが、基本的に英語の単語の音節は発音される母音の数と同じだけあります(但し、発音される母音の隣以外の場所にl, m, n, rがある時はそこにも音節があります;例えばtable, digital, rhythm, didn'tなど)。また、1つの音節の音をバラさずに1つの塊として発音します。日本語では1つの仮名がほぼ1つの音節と対応しているので(正確には「拍」ですが)、それが当たり前になっていて音節というものを意識することがあまりないと思いますが、英語の場合は母音と子音が分かれた文字を使っていて文字と音節が対応しておらず、日本語の仮名と同じ感覚で文字を読むと上に書いたようなことが起こるのを促す要因となってしまいます(文字で綴られた教材から入った場合は特に)。こうした日本語と英語の違いを頭に入れておくと発音が習得しやすくなると思います。
